今月鑑賞した映画を映画館出たての心持ちで紹介していきます。
いうならば感想のシアターカット版とでも申しましょうか。パンフなど読み込んだディレクターズカット版はフィルマークスに書いてます。
今月の2本はこちら
•トイ・ストーリー5(7/3公開)
•Michael(6/13公開)
全然今月の2本じゃないじゃないかと突っ込まれそうですが、6月中旬〜7月中旬にはサッカーのW杯があった…!もー試合に全振りしてた人もいるだろうから(私だ)まだまだ需要はあると思うのですよ。
ではまずトイ・ストーリー5!
平日の早朝に新宿バルトナインで観てきました。お客さんはまばら。朝眠いけど吹き替えだから観れた感じです。

『トイ・ストーリー』シリーズも、ついに「デバイス」と向き合う作品になった。
オープニングは、バズ軍団の呼吸音からシームレスに本編へ。気づけば、いつの間にか物語の中にいた。
今作では、「遊びの世界」にいるときのパステル調の画面演出が新しい要素として印象に残った。
あと、本物の馬の表現が本当にすごい。
本作で大きなテーマになっていたのはデバイスの存在。デバイスを一方的な悪者として描くのではなく、ひとまずはおもちゃとの共存という着地点を選んでいたように感じた。
デバイスに触れすぎることは良くないと思いつつ、それがないと子育てが成り立たないという話も耳にする。だからこそ、この描き方には納得感があった。
「おもちゃで遊んでるなんて赤ちゃん」と言う子どもたちを見ながら、「人を見下すような価値観はどこで生まれるのだろう」と考えてしまった。
ラストのバズ軍団の一斉投降はかなり興奮したけれど、あのバズたちはどうした?という疑問の単なる回収なのか、それとも次回作への伏線なのかが気になる。
本作だけでも楽しめるとは思うが、『2』『3』『4』を見ておくと理解はより深まると思う。ウッディのメタボ! 謎だったのだが、ボイスボックスがなくなったせいでぽっこりお腹になったというショート動画を観て解せた! 考察陣すげー!
あと、デバイスをテーマにした作品を観ながら、私もデバイスに依存しているなぁと思った。ところで、シリーズを象徴する曲『君はともだち』は流れなかったよね? ちょっと寂しかったなぁ。
ディレクターズカット版読みたい方はフィルマークスへ!
お次はマイケル。
OHOシネマズ新宿で、入場時に特設サイト紹介のカードもらいましたー。
あまりの良さにパンフ買いました。まんぞく。
こちらも、パンフやググった情報をいれる前の「シアターカット版」として残しておきます。

親世代の影響で、マイケル・ジャクソンは子どもの頃からいつも身近な存在だった。
でも、初めて「マイケル・ジャクソン」という存在を強く意識したのは、彼が亡くなった時だった。
その後『THIS IS IT』を観て、『Number Ones』をよく聴いていたので、「Wanna Be Startin’ Somethin’」で始まるオープニングには一気にテンションが上がった。
本作は、父親という大きな存在と、そのトラウマを乗り越えるまでを描いた作品だったように感じる。
ただ、トラウマというものは後から襲ってくるものでもある。後年のマイケルを知っているからこそ、観ながらずっと「大丈夫かな」と心配になってしまった。
白斑を気にする描写もあり、この先を描く続編があるのかなと思わせる作りだった。
キャストは誰もが素晴らしい。マイケル役は子役も青年期も、本当に本人が歌っているような説得力があった。
兄弟役も、表情を大写しにする場面は多くないのに、それぞれがしっかり印象に残る。
護衛役のビルは今作でいちばん好感の持てる人物だった。ただ、純粋ないい人というわけでもないんだろうな……と、また勝手に心配になってしまう。
父親役は見事なクソ親父ぶりで、お母さんは終始優しいお母さんだった。
クインシー・ジョーンズについては、名前を知っている人は多いと思うけれど、知らない人のためにはもう少し説明があってもよかったかもしれない。
これまで私は、整形疑惑やネバーランドの件もあって「変わった人だったんだろうな」というイメージを持っていた。
でも、キリンを飼ったり、ラマを散歩させたり、チンパンジーのバブルスと暮らしたりと、やっぱり変わった人ではある。
それでも、本作を観て、その「変わっている理由」が少し腑に落ちた気がした。苦しみや孤独を抱えながらも、あれほど愛に満ちた歌声を届けられた理由も、少しだけ分かったような気がする。
音楽界の偉人を描いた映画は、やっぱり良作が多いと改めて思う。『ボヘミアン・ラプソディ』しかり、『エルヴィス』しかり、本作もその一本に加わった。
観終わったあとは、また『THIS IS IT』で本物のマイケルを観たくなった。あと「Beat It」のMVも。
エンドロールで、近年亡くなったティト・ジャクソンにひと言添えられていたのもよかった。一方で、製作陣にジャクソン・ファミリーの名前が数多く並んでいるのを見ると、少し複雑な気持ちにもなった。
鑑賞してほしい映画や感想、
おまちしております。


コメント